こんにちは。
突然ですが、今フィリピンのセブ島に来ております。
セブ島といえばバカンスで来るイメージですよね。
物価も安く、日本から比較的近く直行便も出ているので、大学生の旅行先として人気です。
自分も過去に一度観光で来たことがあります。
しかし、今回は違うのです。
そう、タイトルにもある通り、英語の短期留学が目的でやって来ました。
普通に会社に勤めているので、3週間もの休みをとることは至難の技なのですが、今回はやってのけました。
有休をほぼつぎ込んだ感じです。
英語とのお付き合い
わたしのみならず、日本人と英語は切っても切り離せない関係にあります。
現在30代のわたしたち世代が子供の時代から、まわりの大人たちからは必要だ必要だと言われ続けてみたものの、未だ英語が求められる仕事というのは日本国内にはあまり多くありません。
もちろん必要な職業もあるのですが、英語ができるからといって待遇がふつうの会社員と比べてそんなに良くなるわけではないという事実から、どうにも学習意欲がわかないのですね。
その割には、『英語もろくに喋れないなんて、なんて俺はダサいんだ』的な強迫観念はまとわりついており、なんとなく「勉強しなきゃな」と思わせる目の上のたんこぶ的な存在だったわけです。
とはいえ、仕事や旅行でもごくたまーに使う機会がやってくるので、その度にしどろもどろしては悔しい思いをし、一念発起して習得に励むものの、そのあとまたしばらく使わないので学習のモチベーションを保てずに続かずに終わるという人が大半ではないかと思います。
わたしも受験英語を卒業してからというもの、TOEICの単語帳を買ってみたり、発音練習テキストを買ってみたり、週一で英会話に通ってみたり、NHK英会話を聴いてみたり、リスニングCDを買ってみたり、Skype英会話をはじめてみたり、New York Timesを購読してみたりと、英語学習というキーワードで連想されうるものには、もうすべてにトライしてきました。
そして、見事にすべて1ヶ月も続かずにやめてきました。
もうこんな生活は終わりにしたかったんですよね。
英語が多少なりとも使える側に行くか、もう一切喋らないで学習も一切しないで通すか、30も半ばには決めなければいけないのです。
そんな中、最後の砦としてずーっと気になっていたのが、フィリピンでのスパルタ英語学習だったのでした。
そういえは、過去記事で英語なんてイラネーとか言っていたくせに、一体どういう心境の変化があったのかというのはまた別で述べたいと思います。
スパルタ英語学習
スパルタという名がつく通り、ゆとり教育とは真逆の圧倒的短時間で恐るべき詰め込み教育を行って、英語スキルをブーストするという、PTAも真っ青の教育方針をもった学校がフィリピンにはたくさんあります。
なんでフィリピンに?ということなんですが、これは韓国人がはじめたものなんですよね。
韓国は日本以上に学歴社会というのは聞いたことがある方も多いと思いますが、その出口である企業への就職戦線も異常なわけですね。
サムスン電子や現代自動車などの国策企業に入れるか否かで、人生の落差がとんでもなく開くわけです。
これらの企業は経済力も人口も乏しい韓国内需を始めからアテにしていないわけで、もっぱらビジネスのターゲットは世界、となるとそこで働く従業員は英語が話せなければ話にならないわけです。
自分の子どもに英語を習わせたいが、国内の学校だけでやっていても伸びないし、アメリカやオーストラリアまで長期で留学させるほどの経済的余裕はない……ということで目をつけられたのが、比較的近くて物価が安く、それでいて英語が準公用語になっているフィリピンなのでした。
フィリピンに進出してきた韓国資本の留学校は、韓国式の圧倒的詰め込み教育でカリキュラムを編成しました。
授業は朝8時から夜6時まで、そのあと夜9時まで自己学習タイム、平日は外出禁止、土日は外出可能だが門限あり、校内で英語以外の言語を口にしたらペナルティ加算、とまるで刑務所のような厳しさです。
ただ、最近は学校数も増えて来て、比較的ユルいことをウリにしているところも出て来ているので、選べる状況になってきています。
昔は都市部から離れたフィリピンの農村部に文字通り隔離されてやっているようなこともあったようなので、これでもだいぶマイルド化が進んだと言えるでしょう。
まとめ
安いとはいえ、数十万程度の予算と休暇をつぎ込んで来ているわけなので、せっかくなので雰囲気をお伝えしたいなと思います。
授業が始まったら疲れてしまって続かなくならないように頑張ります。
英語スキルについては、帰国後にTOEICを申し込みましたので、どこまで上がるか期待したいですね。