保育園に子供を預けたい!と思った時にまずつまづくのが一体何から始めたら良いの?という所なのだが、こうするとスムーズだと私が思ったことについて紹介したい。

妊娠する前

妊娠する前から保育園のことを考えるのは変な感じだが、待機児童が多い地域に住んでいるのであれば、当然将来の問題ごととして思考を巡らせておこう。まず、家計収入の柱となっていない側(多くの場合は女性)が、今の仕事をどれ位貴重なものだと考えているかで活動の仕方が大きく異なる。考えておくこととしては、今の仕事を是が非でも続けたいと思うのか、辞めても後々転職などで代わりが効くと思うかだ。また、育児休職を取得できる状況にあるか、取得できるとしたら何年間取得できるのかはあらかじめ把握しておこう。

妊娠したら

妊娠するとまず初めにとるアクションは、役所に母子手帳の発行を依頼しに行く事だ。私のオススメは、この時にあわせて保育園の説明を一通り聞いてきてしまうことだ。役所に行くことは手間であるし、なるべく余裕があるうちに時間がかかることは済ませてしまいたい。恐らく前年度のものになると思うが、入園案内の資料も一式貰ってこよう。さらに、出来るのであればこれらの手続きは父親に全てやってもらった方が良い。ママはお腹に胎児がいるという事実があると、何事にも敏感でストレスを感じやすくなりがちなので、長時間落ち着いて人の話を聞くというのは精神的にも負担だ。さらに役所の手続きでは何かとやることが多いので父親の方が適任だと思う。資料をもらったら自分の家の近くか通勤経路の途中などで預けやすそうな園がいくつくらいどの辺りにあるかをざっくり把握しておこう。散歩がてら外観を見に行くのもいいだろう。あまりにも周りに有力な園が少ない様であれば、早めに引越しを検討すべきかもしれない。

入園までの流れを掴もう

保育園の入園は、実は学校と似ている要素が多いので対比させて考えると理解しやすい。申し込みは年中受け付けているのだが、年度の途中で空きが出ることはほとんど無いので、基本的には4月入園を目指しての1発勝負となる。これは認可園でも自治体の認定園でも同じだ。

認可園への申し込み

認可園に関してはセンター試験のように、自治体への一回の申し込みでどの園に入れるか決まってしまう。入れるかどうかは、申し込む時点の家庭環境で大体決まってしまうので、あまり努力でどうこうできる要素は少ない。基本的には毎年10-11月頃に募集があり、翌年度4月の入園できる児童の結果発表が2月頃に行われる。ここで入れないと、待機児童となる。

認定園への申し込み

認定園への申し込みはいわば私立大学入試のようなもので、園によって申し込み方法も、時期もばらばらとなっており、この申し込みを逃さない事が保活でまず第一に重要だ。中には妊娠発覚と同時に申し込みをしないと間に合わないようなところもあって、どうかしてるとしか思えない。自治体の認定を受けているため、役所で紹介はしてくれるものの「詳しくは直接聞いてください」のような感じで流されてしまうこともある(こういう細かいことの積み重ねが結構ストレスになるものだ)。申し込み方法は各園のホームページを見たりして確認するのがてっとり早いが、あまり記載が充実していないケースも多く、結局電話してみないとわからなかったりする。おそらくこういったところに割けるリソースも限られた中で運営するしかない状態なのだろうと察してあげたい。

まとめ

私が思うに、特に重要だと思うのは父親がイニシアチブを取るというところだ。保育園探しは育児の大きなウエイトを占める活動なのだが、肝心の子供に対しては殆ど価値を生まない。役所との会話も事務的になりやすく、育児とは切り離して淡々と仕事的に応じるのが精神的にもよいだろうと思う。