我が家にも今年1歳になる子供がいるが、かねてより念願だった認可保育園に入れることが決まった。とはいえ、特別飛び抜けて嬉しいということもないので、これまでのいわゆる”保活”を淡々と振り返りたいと思う。これが後に続く人たちの参考になれば幸いだ。

保活って何?

まず、保活とは一体なんなのかを紹介したい。基本的に大多数の人間にとっては「自治体が認可する、認可保育園に入ること」が最終目的になる。認可ってなに?保育園に入れればいいんじゃないの?というのが活動当初の私の最初の疑問だったのだが、まずこれを理解することに難儀した。自治体が発行するびっしりと文字が詰まった50ページにも及ぶ案内を読み込まないとその全貌が分からず、産まれてまもない赤ん坊の昼夜を問わない泣き声に悩まされるママにこれを要求するのはもはや不可能に近い。

保育園の種類

子供を保育をする手段には、多くの場合以下の3つの種類がある。

  1. 認可保育園
  2. 自治体独自認定保育園
  3. その他の保育所など

まず、一般的に保育園と言われるのは1と2である。1は、法律で定められている保育園を開設する基準を満たした保育施設のことである。この基準には敷地の広さや子供ひとりあたりの保育士さんの人員などの決まりがあって、特に首都圏では用地の確保などが課題となりなかなか増やすことが出来ないでいる。次に、2と3を総称して、認可外保育園と呼ぶ。認可の外だから認可外だ。ただ、2と3の間には預け方に非常に大きな差があるのだが、それについては後述する。また、自治体によっては2が無いケースもある。ひとまずここでは保育園は大きく3種類に分けられ、その中でも認可と認可外という区分があるということを覚えておこう。

(つづく)