自分が手がけている仕事が手いっぱいになってくると、どうしてもそのことばかりで頭がいっぱいになってしまいます。

この状況はできるだけ避けたい事態なのですが、時としてそうせざるを得ない状況というのは訪れるものです。

重要なのは、ひと段落ついた時にこの状態を自分からリセットできるかどうかです。

 

ルールを決める

目の前の仕事というのは、いわばパーティー会場のようなものです。

人でごった返した会場のフロアには、目まぐるしく運ばれてくる料理や飲み物、入れ替わり立ち代わり話しかけてくる知人や友人たちがたくさんいます。

それをを一つ一つ相手にしているととても会場全体の様子を俯瞰する余裕はありません。

いったいこのフロアには何人の人がいるのか、あとどれくらいでパーティーは終わるのでしょうか。

 

それは、自分で決め事を作るしかありません。

誰と誰に話をしたら切り上げるとか、1時間たったら上のフロアに行くとか、仕事の対象や期間に無理矢理にでも区切りをつけてしまうのが良いです。

決して計画を状況や他人に任せていては、状況は打開できません。

そして、計画を一度決めたら迷わず実行しましょう。

 

話しかけてくる知人たちを無下に扱うのは気がひけるかもしれませんが、多少は仕方ありません。

人ごみをかきわけるようにして、階段に向かいましょう。

だいたい、重要なことって計画の最初の方に必ず処理するものです。

パーティー会場で大切な友人や重要な取引先がいたら、真っ先に挨拶にいくように。

 

終わり頃になって話しかけてくる人たちはそんなに重要ではないものです。

 

バルコニーにあがる

階段を登って上のフロアから会場を見渡してみると、自分が行なっていた範囲の狭さに驚くことがあるはずです。

あるいは、もっと他にいいやり方があったんだというのを気づくきっかけになります。

 

そうするために、一番いいのはひと息つくことです。

何もない時間を作ると、人間おのずと色々考え始めるものです。

できれば自動的にやってくる土日ではなくて、平日に休みをとって空白をぽっかり開けた方がいいですね。

週末は毎週やってくるものなので、同じようなことをしてだらだら過ごしたり、家族との時間や家事に追われたりして、精神面で状況はあまりかわりません。

 

まとめ

心の持ちようは重要ですが、それだけで状況がよくなることはまれです。

環境で人間は変わりますので、そうなる状況を自分に用意してあげるのが一番確実な方法です。