
わたしは現在30代中盤です。
30代というと、なんとなく人生の中盤に足を踏み込んだかのように思われることが一般的であるように思います。
平均寿命は伸び続ける
わたしたちの世代が物心ついたのは1990年代初頭、バブルが崩壊した後の日本を生きてきました(崩壊後ってなんかSFチックな響きですね)。
日本の経済成長率が下がる一方の世界に生きてきたので、『日本は完成された国。今後は衰退に向かう』というイメージが何事にもつきまといました。
平均寿命に対しても同じイメージをどうしても持ちがちなのですが、まだグングン伸びています。
以下の内閣府の調査によると、20年前と比べだいたい5年くらい伸びています。
その先の推計値も出ています。
女性は2060年には平均寿命90歳を超えます。
2060年というとわたしたちはだいたい70代です。
現在でも70代の平均余命は15年ほどありますので、おそらく多くの人が90歳近くまで生きることでしょう。
この時代を生きる人たちの常識が想像できるでしょうか。
65歳定年なんて区切りは全く意味がなかったことに、おそらくなっているんじゃないでしょうか。
わたしたちの常識は親の常識
子供が育つ上でもっとも大きな影響を与えるのは両親です。
わたしたちも同じように、親たちが語る常識の中を生きてきました。
もちろん、社会に出てしばらくたち今はわたしたちが常識になろうとしています。
なのですが、深層心理には過去に自分の親が辿った人生のモデルがあります。
◯歳に結婚した、◯歳に子供(自分)が生まれた、◯歳まで仕事をした……
そんなモデルは、30年前の過去の常識なわけです。
わたしたちが目を向けなければいけないのは、30年・50年先の常識なのです。
まとめ
平均寿命から考えると、わたしたちの世代の少なくない割合の人が100年生きることが予想されます。
このことは、超高齢化社会の到来!などとマイナス方面に持ち上げられることが多いのですが、個人としてみればとても幸せなことではないでしょうか?
玄孫(やしゃご)と出会う人も増えてくると思います。
100年生きることを当たり前と見越して、今目の前の判断をしていかなければなりません。