
ANAの子供運賃は、国内線と国際線で若干ルールが違います。
備忘録も兼ねて、ANAマイレージクラブの特典航空券も含めて、子供がいる場合の運賃などについてまとめておきたいと思います。
なお、わたしは仕事で年に数回アジア方面路線の飛行機に乗る程度なので、マイルの貯め方はもっぱらクレジットカードです。
陸でANAマイルを貯めたいごく普通の人は、深く考えずに以下の3つのカードのどれかにしとくのがオススメです。
- ANA VISA Suicaカード:VISA×Suicaのカード。モバイルSuicaがメインの方にオススメ。
- ソラチカカード:JCB×Pasmoのカード。Pasmoと東京メトロをよく使う人はこちら。
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMOマスターカード:MasterCard×Pasmoのカード。Pasmoと東急電鉄をよく使う人にオススメ。
もっとよく貯まるカードもありますが、ちょっとお金や頭を使う必要があるので初心者はこの辺でよいかと思います。
年齢による違い
国内線と国際線で幼児の定義が変わります。
国内線は3歳未満が幼児と定義されているのに対し、国際線は2歳未満と1年差があります。
共通しているのは、幼児の範疇に入る場合には膝の上に乗せて無料で運ぶという選択肢が取れるということです。
国内線は年齢判定が搭乗日時点でされるのに対し、国際線は往路便出発時の年齢をもとに判定されます。
したがって、国際線の場合は現地で誕生日を迎えて小児年齢になったとしても、復路便での扱いは往路便と変わらないことになります。
『選択肢が取れる』なので、幼児でもあえてお金を払ってひと席確保することもできます。
なお、幼児をすぎると小児という扱いになりますが、上限は満12歳までというのは共通なようです。
小児の場合は、大人と同じようにひと席確保しなければなりません。
特典航空券での扱い
幼児で膝の上に乗せて運ぶ場合は無料ですので、親がマイルを使う場合でも追加のマイルは不要です。
なのですが、幼児だけどひと席確保する場合や小児の場合、特典航空券は大人と同じだけ交換マイル数が必要というのがポイントです。
通常運賃ですと、小児運賃は大人より安く設定されているのでマイルで子供を載せるのはちょっともったいないです。
なお、小児運賃は国内線で大人の50%、国際線で75%とこちらも少し差があります。
特典航空券の種別による違い
こちらは子供関係ないのですが、予定の確保や行き先を考えるときに役立つことがあるので書いておきます。
- 片道/往復:国内線は片道のみの予約が可能。国際線は往復のみです。
- 予約可能時期:国内線は2ヶ月前から。国際線は355日前から予約が可能です。
- シーズン:国内線や国際線のANA便の場合はロー(L)/レギュラー(R)/ハイ(H)とシーズンによって必要マイル数が異なります。国際線のスターアライアンス提携会社運行便の場合には、シーズンという概念はなく、必要マイル数は1年中同じです。
子供がいる場合によい座席
好みもあるかと思いますが、座席でオススメのところも書いておきます。
確保席と同じ列数
確保した席と同じ列数なのが理想です。2席なら2列、3席なら3列と行った具合に。子供はあばれるので、横の人を気にしなくて済むのがよいです。
中央か窓側かはイーブン
中央列であれば両側から通路に出ることができますが、窓側は外を見せて気を紛らわすことができるので、この点は好みによるかなと思います。
ただ、確保席数が列数より少ない場合は中央列の方がいいと思います。横の人に気兼ねなく席をたつことができますし、相手も気を遣わなくてすみます。
前は壁がベスト。それ以外はなるべく後方がいい。
子供はとにかく前のイスを叩いたり蹴ったりします。なので、足元が広いこともありますが前は壁なのがベストかと思います。
体重が10kg以下であれば、バシネットと呼ばれるベビーベッドが使えます。前が壁の席についていますので、自分の子供に効果があると思う方は積極的に使いましょう。
壁前が取れなければ、あとはなるべく後方の方がいいと思います。
騒いだ時に後方に退避できる広いスペースがあるのと、CAさんの休憩所があるので、たまに相手をしてもらって気を紛らわせることができます。
また、まわりに子供づれの同志が多いので、子供同士をからませることでおとなしくなることもあります。
ただ、トイレに近いと洗浄のコーッという音が結構大きいので、せっかく寝た子供がおきてしまうデメリットもあります。
まとめ
子供がいると移動は結構大変です。
小さいと子供は旅の内容を覚えていないと思いますが、普段しない体験をすることでちょっと言動が変わったりして成長を見てとることができますので、積極的に計画したいですね。