昔々あるところに、髪のキレイな女子がいました。

同年代の女子たちと比べても、明らかに一歩ぬきんでたキレイさを誇っているものだから、見とれてつい聞いてしまった。

私 「いったいどんなシャンプー使ってるの?」

するとその女子は長々と語りはじめたのだが、だいたい以下のようなことを言っていたと思う。

髪キレイ女子 「私は20数年におよぶ鍛錬と試行錯誤の末、クレイエステという商品こそ現時点で最適といえる選択肢だと結論づけた。これまでの試行錯誤の過程では、一般的なドラッグストアに並ぶ全ての商品はひととおりナメるのは当然として、サロン専売品から100mlで1万円以上する超高級品、果ては自作のトリートメントまで、ありとあらゆる可能性を試した。しかし、突き詰めれば突き詰めるほど、時間と費用はかさむばかりであり、今はこの勝負から降りようかという瀬戸際に来ている。ある程度の投資である程度の効果を得られる”中の上”の商品をほどほどベストと割り切って使うことが、私の20数年間の長い旅路の末行き着いた結論だ。

私 「なるほど。ちなみに今自分はサスーンクオリティなのですが……」

髪キレイ女子 「それは下の下ね」

 

シャンプー・トリートメント選びの極意

わたしは男なのだが、上記の髪のキレイな女子に圧倒されたので、おとなしく言われた通りにクレイエステを常用することにした。

男も女も髪の成分の9割はタンパク質なのだから、結果は変わらないはずだ。

ひとまず使い始めて8年近くが経過しているが、今のところ髪が汚いと言われたり、ハゲたりすることはなく日々をすごせているので、選択は正しかったと言って良いだろう。

シャンプー・トリートメントというのはシンプルで、安いものほど化学薬品が多く含まれており、髪にダメージを与えてサラサラにしたり、ツルツルにしたりするように見せている。

だから、安いものでもパッと見た感じ効果は十分に出ているように見えるのだが、それはお金の代わりに若さを払っているといって良いだろう。

かといって髪キレイ女子のいうように高みを目指すとキリがないうえに、すぐに結果が見えづらいものであるときているので、暗中模索で資金を投入しすぎるのも考えものだ。

つまり、自らの納得感と折り合いをつける必要があるので、選ぶ側の精神力が問われる難易度の高い商品カテゴリだとわたしは思う。

企業側もそれを知っているのか、オーガニックとかエッセンシャルとかパルテノンとか謎の英単語を畳み掛けてわれわれに揺さぶりをかけてきている。

なので、わたしの結論としてはこのような戦いには本田△並みに本気の人以外は身を投じない方がいいと思う。

ティモテティモテ言ってるようなごくごく一般的な家庭に育った凡人は、身近に髪キレイ人間がいたら大人しくご意見を頂戴してそれをそのまま使いましょう。

わたしはこの方法で自分の人生から、ドラッグストアの店頭で棚にかがみこんで商品を手に取り悩む時間を取り除いている。

 

まとめ

ちなみに私の妻は、出会った当初アジエンスとかいう化学薬品と広告戦略で塗り固められた下の中の商品を使っていたので、即刻使うのをやめさせた。

今は仲良く、クレイエステの1リットルボトルを使っているが、まとめ買いすることで高価な商品を少しでも安く手に入れるとともに、置き場所と交換機会を節約している。

 

クレイエステシャンプーEX クレイエステパックEX 1000ml