
梅雨も中盤で、じめじめとした蒸し暑い日が続いています。
こんな日が続くと、ふと思い起こされるのは何年か前に自転車で走った四国のしまなみ海道。
瀬戸内海特有のカラッとした気候に、程よい田舎さ加減。
こういう場所がもっと近くにあれば幸せなのになあとよく思います。
しまなみ海道について
しなまみ海道は広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ、自動車・自転車兼用道路。
CNNが選ぶ『世界の7大サイクリングロード』にも選ばれた、世界的にも注目されているサイクリングロードです。
日本の地方では珍しく、観光産業として成功している事例でしょう。
最近でも、まだ増え続けているようです。
外部記事:尾道への昨年の観光客 外国人とサイクリング客が過去最多を更新 − サイクリスト
サイクリングロードは全長約70kmで、島と島を繋ぐ橋の部分は高速道路と並行して走り、島の中は一般道を走ります。
島の中の行程の方が多いのですが、自動車はほとんど通らないので快適に走ることができます。
ライトユーザー用に拡充を
このしまなみ海道、コアなサイクリストにとっては申し分ないと思うのですが、普段ママチャリにしか乗らないような層に対してもう少し敷居が下がるといいかなぁと感じます。
ライトユーザーは基本的にいきなり70km走破することはなく、せいぜい10-30km、島を2つ3つ回るくらいでしょう。
そのような層は、主に自治体の運営する公式のレンタサイクル頼みになりますが、貸出所間を繋ぐ交通手段が手薄です。
わたしの場合は、[出発地点まで自動車] → [サイクリング] → [終了地点で自転車返却] → [タクシーで高速バス乗り場まで移動] → [高速バスで出発地点へ]となり、結構面倒でした。
せっかくサイクリングするのであれば、海道中心部のもっとも風光明媚な所を走りたいので、端からスタートすることはありません。
また、貸し出される自転車の大半がママチャリで、「世界的サイクリングロードをこれで走るのか……」とちょっとガックリきます。
しまなみ海道の両端はGIANTの本格レンタサイクルもありますが、70km走破すること前提で、お値段も万単位でかかってきますので、この間が欲しいところです。
5,000円くらい出してもいいからママチャリよりは良く走るクロスバイクや電動自転車あたりを、各島のレンタサイクル拠点に配備してもらいたいなと思います。
まとめ
色々書きましたが、近年日本国内で行った観光地ではどこよりも満足できた場所でした。
なんというか、日本の原風景を再発見させるかのような、まだ少し荒削りな部分が逆に魅力に感じます。