
海に行く、というとロマンチックな感情を抱くことが多いですね。
どうしてこれほどまでに人は海に惹かれるのでしょうか。
生命の起源
地球上すべての生物は海から生まれたといわれています。
人類は進化の過程ではもっとも最後にくるのですが、遺伝子のどこかに原生動物時代に海から誕生したという情報でも残っているのでしょうか。
どこか懐かしさを感じて、身近にあるだけで心がリラックスできるのかもしれません。
歴史の追認
人類の進歩はいつも海をこえてやってきました。
紀元前の時代には地中海を舞台に多くの戦争や交易が行われ、貨幣経済など現在にも繋がるシステムが発達しました。
コロンブスが大西洋を渡り、アメリカ大陸を発見したことで、何千年も前にユーラシア大陸を歩いて渡った人々と再会したのも海から始まったことです。
思うに、現在世界を制覇している白人は海を越えて歴史を作ってきたわけですね。
だから、海へ行くことは歴史の追認、言うなれば自らのルーツを探る旅なわけです。
白人のお年寄りはビーチにたくさんいます。
一方で日本人は海に囲まれている島国に育っているのに、海好きな人って少ない気がします。
どちらかというと海でお年寄りはあまりお目にかからず、純粋にマリンスポーツが好きとか、ナンパ目的の若者が多い気がします。
文化として海で過ごすことが根付かないのは、歴史の中心が海ではなく陸にあったからでしょうか。
日本のお年寄りはNHKの大河ドラマを見て、城巡りをすることで歴史の追認をしている印象がありますね。
まとめ
人類の起源である海には、誰もがある程度はロマンを感じるのでしょう。
なんですが、あとは自らの出自が持つ歴史のルーツが海にあるかどうかで変わってくるのかもしれません。