
ファブラボでの3Dプリントを通じて、ものづくりの未来を感じたので、もっと手軽に3Dプリントしたい!ということで3Dプリンターを購入しました。
関連記事:ファブラボで3Dプリントしてきたよ。
コダマ トライナス
購入したのはこちらのコダマ トライナスです。
トライナス(TRINUS)はアメリカ・サンフランシスコに本拠をおくベンチャー企業、kodama社製の3Dプリンターです。
家庭用3Dプリンターのはしりとも言えるのは、メイカーズ革命を起こしたメイカーボット製のレプリケーターなのですが、もっとも小さいMINI+でも20万円超と初心者にはちと手強い値段です。
コダマトライナスは最小構成で5万円未満ながらオール金属製で、使える3Dプリント素材も幅広く、オプション部品交換でレーザー加工ヘッドに交換可能という多機能ぶりで、キックスターターで160万ドルもの出資金を集めた製品です。
3Dプリンターというのは本当に色々な商品が出ていて、正直どのような軸で選んでいいのかはじめよくわかりませんでした。(今もちゃんとわかっていませんが)
トライナスに出会ったのは、将来的には木材のような素材もプリントしたいなーなどと思いながらネットをさまよっていたところ、そのような記事を見つけたのがはじまりです。
まあ、最終的には日本国内で3Dプリンター関連の販売を手がけるDDDjapanのサイトで絶賛されていたことが決定的でした。
3Dプリンターの選び方
3Dプリンターはブリントできる大きさ(造形サイズ)が機器によって違っていて、家庭で使えるレベルのものは、1辺が10cm程度の立方体程度であることが一般的なようです。
大きいものだと1辺が30cm程度のものも出てきますが、かなり機材が大きく価格も百万円オーダーでほぼ産業用といえるものになってしまいます。
それに、大きいことにより重量が増し、造形クオリティにも悪影響が出やすいという比較的上級者向けの要素が多分に含まれるんだそうです。
その他にも、3Dプリントには「積層ピッチ」という概念があり、材料を積み上げていくときの層の幅をどれくらいまで小さくできるかを表しています。
デジカメの解像度なんかと同じで、細かいほど高精度と考えてしまいがちなんですが、これもどうやら違うそうです。
なので、初心者ではじめて3Dプリンターを購入しようという人は「大きければ大きいほどよい」「細かければ細かいほどよい」という煩悩から一旦解放されましょう。
なお、DDDjapanでは「造形サイズ」「積層ピッチ」についてのよくある誤解を超わかりやすく説明してくれているので、一度読んでおくといいと思います。
外部サイト:3Dプリンター選び方ガイド(DDDjapan.com)
ちなみに、ファブラボの方にもコダマ トライナスについてご意見を聞いてみたのですが「ヘッドを動かすアーム部分がボールねじなのがいい感じ」という一般人には理解不能な回答だったので、最終的には「ある程度ユーザーの評判がよさそうで、かつ安いもの」で当たって(砕けて)みるのがいいんじゃないかと思います。
どうも3Dプリンターの部品のうちもっとも痛みやすいのが、ヘッドを動かすためのアーム部分で、ここがゴムベルトになっていると劣化が激しく精度が落ちてしまうんだそうです。
そういう意味でもオール金属というのは信頼がおけるのでしょう。
まとめ
長くなってしまいましたので、コダマトライナスの組み立ては次回にまわします。
前回のファブラボの経験も踏まえて、2017年時点で3Dプリンターを選ぶなら
- 10万円も出せない!という人 → kodama TRINUS
- 15万円くらいは出してもいいかなという人 → UP mini2
というのが暫定解かなと。
それ以上出せるという人は私より詳しいと思いますので、わかりません。