
子育ては仕事の生産性を高める、という研究結果がでたらしい。
外部記事:子育ては仕事の生産性を高める:研究結果(ライフハッカー)
母親の変化
子だくさんの母親ほど、仕事の生産性が高まります。これはたとえば、授乳をしながらお昼ご飯を準備しつつ、烈火のごとくメールを送りまくるスーパーママのおかげです。Federal Reserve Bank of St. Louisの研究では、30年のキャリアの中で、母親は子どもを持たない女性よりも業績がいいことがわかりました。とりわけ、2人以上の子どもを持つ母親の生産性がもっとも高かったそうです。なお、子どもの人数と仕事での生産性の相関は、男性でも見られました。しかし、女性のほうが顕著でした。
これ、子供を授かってからの妻の様子を近くで見ていた身としてはとてもよくわかります。
なんというか、プライオリティの判断のスピードが劇的にあがったんです。
自分しか守れる者がいない、という対象が新たに誕生したことで、それ以外のすべての物事の優先順位が一段下がったのでしょう。
人間は、自分が本心から重要ではないと思っていることほど、判断に時間をかけなくなるものです。
子供の命より大切なものはないですので、おのずと仕事の中での物事の判断スピードも全て上がるのでしょう。
一方、父親の生産性向上度合いが母親に比べて少なかったのもうなずけます。
ある程度、母親が子供の命を守る役割を引き受けてくれているからこそ、そこまで判断力が高まらないのではないでしょうか。
まとめ
子供を守る人間は、外部の敵に対してはときに冷徹なまでに牙をむくことがあります。
冷徹というと悪いように聞こえますが、仕事において大量の判断をこなしていくのには非常に有効なスキルだったりします。
結婚する、子供をつくるというのも自分の判断でできることですので、仕事の生産性を高めるためにこれらをする、ということもこれからの時代のスタンダードになってくるように思います。
生産性を高めた結果、仕事を早く切り上げることができたら、あいた時間を使って子供に還元しないといけませんね。
いや、むしろ時間を子供に還元しなければならないから、さらに生産性を高めて仕事を早く切り上げる、という方が正しいでしょうね。