
今週もおつかさまでした。
日々、会社ではたらく我々にとって、仕事上の悩みは尽きないものですよね。
「会社の上司がなぁ……」「これだからウチの会社は……」
会社カイシャkaisha……
そもそも会社ってなんなんでしょう?
語源
会社と社会って、語感が似てると思ったことありませんか?
どちらも「society」を日本語に訳すために広がった言葉だそうで、最終的に「society = 社会」ということで落ち着いたようです。
その後、余ってしまったんだけど結構使われてるんで、「会社」は社会の中の小さな集団(=法人)を表すってことにしとこう!って流れで決まったんじゃないかと推測します。
どちらかというと、近年の営利を目的とした経済組織という意味では「企業」の方がしっくりきますしね。
会社は必要なくなる?
日本で会社っていうと、純粋に営利を追求する集団というよりは、その組織自体に帰属感というか、家族的な何かを求めるという側面があるような気がします。
家族のようなものなので、何の生産性もない会議だとか長時間残業も厭わず、そのストレスを飲み会で帳尻あわせすることに時間を使ってしまい、本当の家族から「家庭と仕事、どっちが大事なのよ!」と言われるハメになってしまいます。
会社(家族)と家庭(家族)を比べているのですから、昭和のモーレツ社員たちが答えに窮したのもわかる気がします。
しかし、最近はこの家族的な位置付けでの会社という概念がどんどん薄れてきていることを身を以て感じます。
特に若い世代の人ほど、本当の家族と自分の時間を大事にし、会社の提供する家族的なサービスに時間を費やすことを嫌がります。
わたしはこれはとてもいいことだと思うのですよね。
わたしたちの働く職場は「会社」ではなく「企業」であってほしいのです。
まとめ
これからビジネスの世界はGoogleやAmazonに代表されるような世界規模で圧倒的な力を持ったプレイヤーと小規模企業という2極化が進み、その中間でサービスを提供していた多くの会社的な組織が淘汰されていく時代になっていくんではないでしょうか。
ちょうど、音楽の世界でレコード会社が不況にあえいでいるのにもかかわらず、ストリーミング配信を手がける世界企業とアーティスト自身は繁栄を続けているという構図に似ていますね。