子供におもちゃを買ってあげる、というのは親から子供への代表的なご褒美のひとつ。

でもこれからの時代は「作ってあげる」ということに価値があるとわたしは感じています。

 

今回つくるもの

「円柱さし」と呼ばれるモンテッソーリ教具の代表的なおもちゃをつくります。

こういう感じの一本の長い木のブロックに、分銅のような形をした円柱をスポッとはめて遊ぶおもちゃです。

おもちゃづくりというと、100円ショップで買ってきたものを集めて作るようなイメージがありますが、今回は3Dプリンターを使います。

 

メイカーズ革命

今から3年ほど前でしょうか。

3Dプリンターが家庭で使えるレベルにまで小さく、安価になってきたことによって、これまで工業製品の製造ラインでしかできなかった造形が、家庭に広がるようになりました。

とはいえ2017年現在でも、3Dプリンターは安いものでも10万円弱はしますので、一家に一台というレベルではないと思います。

ただ、工房と呼ばれる3Dプリンター等が使える会員制のスペースや、DMM.makeのようなWebプリントサービスを使うこともできるので、持っていなくても使うことは可能です。

 

プリントデータ

2Dのプリンタであれば、プリントデータはWordやExcelなどで作っていますね。

3Dの場合どうするのかといえば、CADとよばれる3Dモデリングソフトを使います。

いくつかあるのですが、今回使うのはAutodesk FUSION360という無料で手にはいる割には非常に高機能なソフトです。

本来は有料ソフトなのですが、個人利用の範囲では、30日間の無償体験期間のあとも引き続き無料で使えます。

非常に高機能なソフトなので、多分いきなり使い始めても使い方がわからないと思います。

書籍等で基本的な使い方を一通り学習した方がよいでしょう。

 

次回からはこの3Dモデリングソフトを用いてモデリングを進めていきたいと思います。