新幹線通勤のご紹介記事、第2回は東海道新幹線の静岡駅だ。平成28年度の通勤手当の税制改正に伴い、控除限度額が15万円まで引き上げられたことによって、東海道新幹線方面ではその枠内いっぱいまで使いきれるのがこの静岡駅ということになった(改正前は三島)。ということで、人口減に悩む静岡市の行政のみなさま方からこの新幹線通勤にも今一度熱い視線が寄せられているに違いない。

静岡駅

静岡は普段のぞみばかり使う大都市圏住民にはあまり縁がないかもしれないが、準特急的位置づけのひかりと鈍行扱いのこだまの2種類が停車する。東京までの通勤を考えるのであれば時間的にひかり一択となるが、残念なことに前回紹介した高崎と比べて圧倒的に本数が少ないのがネックだ。6時台は0本、7時台 2本、8時台 2本だ。私は8時11分発の電車に乗った。

所用時間

大体東京駅まで60分となる。なお、こだまに乗った場合は85分程度とかなり差が出る。同じ時間で比べると横須賀線の鎌倉、東海道線の茅ヶ崎、中央線の日野あたりと時間距離的に等しい。

混雑度合

こちらも高崎と同じように発車の10分前くらいからおじさん達がホームに並んでいる。皆考えることは日本全国同じだ。列の10番目くらいに並んだが入ってきた電車を見るとかなりの混雑。これは無理じゃなかろうかと思ったものの、静岡でかなりの人数が下車した。おそらく浜松-静岡間などで通勤している人もかなり多いのだろう。結果、自由席でも座ることができたが乗車前の混雑率は7割程度はあったように思う。運やシーズンが悪いと座れないかもしれない。ひかりの場合は次の駅が新横浜なので静岡で座れないともはやあまり意味はない。新横浜を過ぎると乗る人はほぼいないし、指定席の空き席が自由席として解放されるので100%座れるがもう10数分で到着だ。

まとめ

いかがだっただろうか。静岡は地方都市ではあるが、1990年代の大店法の出店規制を続けたおかげか、市中心部の商店街に賑わいが残っており、マルイや109などの有名デパートも存在している。近くにバンダイの工場もあるので、ホビー好きにもいい街だろう。新横浜・品川方面にオフィスのある方は検討してみてはいかがだろうか。