
もうすっかり寒くなりましたね。と同時に、12月がくると就活の季節だな、というのを季節柄感じるようになりました。というのも私はかれこれ入社以来10年近く母校のリクルータをやっているからなんですね。んで、諸々の準備が始まるのが年によって違うけど大体12月くらいからってこと。
就活はオワコン?
なんとなく私のテンションの低さの根底にあるのは、2012年に発売されたリンダ・グラットン著の「WORK SHIFT」あたりを境に一つの会社にこだわるという既成概念が、現実に変わってきたように感じるからだ。特に、2016年はいわゆる古い体質の大企業ですら政府から尻をたたかれるかのように新しい働き方(在宅ワークとか)の模索を行うようになったり、電通の過労死事件もあったりして既存のオヤジ的価値観が現実に否定されるという事態にまでなっている。そんな中最初に入る会社を選ぶのに「どうして他社でなく弊社を?」とか「それは他社でもできるのでは?」とかと押し問答されても「知らねーよ」という感じだ。言ってみればたかが会社選ぶのに何十社も応募する必要があるなんて初期コストが高すぎということだろう。
とはいいましても
次の就活がやってくるのは致し方ないので、独立してやっていける自信のない方は淡々と準備を進めてほしい。世の中には情報が溢れているが、思いのほか内定を取るのに必要なことというのは少ない。それなりに高い志望度の企業の内定を早々にゲットして、裏で独立に向けてスキルアップに励むというのが賢い選択だろう。私もそうしている。
まとめ
そんなわけで学生の前でスタイリッシュにプレゼンを行う私ももう4年くらい前からそのテンションの低さを学生に見破られはしないかと戦々恐々としている。学生のみなさんはぜひ深く観察することなく、ちょっと違和感を感じても華麗にスルーしていただきたい。見つけた場合は私の近くに同僚がいないことをちゃんと確認した上で話しかけてくるように。