
我が家は今年で結婚5年目になる。
今は子供もでき、結婚した当初とはだいぶ環境も変わってしまって、価値観であるとか大切にしたいと思っていたことも、当初から変化したかもしれない。
そう思って、妻と子供と3人で最初に過ごした場所に小旅行をしてみた。
最初に生活を始めた場所
妻と最初に生活を始めた場所は東京都内のなんの変哲もない駅であった。
お互いの職場へのアクセスはよかったものの、一度現在の場所に移り住んでからは方角も異なれば、あえて訪れたいと思えるような施設もないということで、もう3年近く立ち寄っていなかった。
原点に向かう
現在の住居から向かうと電車で1時間弱。
昔は毎日のように乗っていたが、今はもうさっぱりと乗ることが無くなった路線に乗って、当時借りていたアパートの最寄駅に向かった。
道中、よく通った駅のプラットフォームや沿線の風景を見ていると、当時どのようなことを考えて毎日を過ごしていたかを思い出してきた。
到着したアパートの周りは、建設中だったビルが完成してショッピングモールとなり、行きつけのラーメン屋が変わっていたりする一方、よく通っていたレストラン、スーバー、書店、100円ショップ、パン屋など変わらず存在しているものもあった。
当時ほとんど寄ることのなかった公園で子供を遊ばせてみたりしながら、しばらく街を散策した。
頭のなかを整理
この街と同じように、私たちもちょっとずつ変わり、そしてまた変わらない部分もあるのだなと感じた。
結婚したらどういう家庭にしたいか、子供は何人ほしいか、どんなところに住みたいか、どんな仕事をしていたいか……
そのようなことを漠然と語り合っていた時から5年経った今は、当時の自分たちが考えていたことに対して、少し答えることができる状態だ。
でもまだ先は長く、完全に答えが出たものは少ない。
まとめ
当時夢見て、今はもう現実を知って諦めかけていること、まだ道半ばのこと、引き続き夢見ていること。
原点に立ち戻ることで、当時の夢の現在地を確認できたような気がする。
昔と変わったこともあるが、変わらず大切にしていることが何かも確認できた。
そしてまた5年後はどうしているか想像もつかないが、きっと今の私たちから少し変わっているんだろうなと考えるのが楽しみになった。