2ヶ月前にせっかくトライナスのヒーテッドベッドを組み上げたというのに、しばらく余裕がなくて3Dプリントができていませんでした。

 

過去記事:トライナスにヒーテッドベッドと保護ケースを取り付けたよ。

 

夏休みとか、モンテ講習とか、色々あったわけです……

そんなこんなで妻からは8万円のゴミ呼ばわりされるようになってしまった3Dプリンタを復権させるべく、ABS樹脂をプリントしてみます。

 

木材用フィラメント

ABS樹脂は、ファブラボで3Dプリントした際もメインで使っていて、その使いやすさはよくわかっていました。

ですので、ただ印刷するだけでもおもしろくない、ということで前から気になっていた木材のフィラメントを使ってみることにしました。

購入したのはこちら。

木製(Wood) 3Dプリンター用 フィラメント ABS 材料 1.75mm径 1Kg

写真ではだいぶ濃い色に見えるのですが、実際にはもう少し色合いが薄いです。

木材のフィラメントも色々あるのですが、レビュー等で価格と品質のバランスがもっともよさげなものを予想してこちらを選びました。

結果

以前作った円柱の形を再度プリントしてみた結果がこちら。

 

 

近くで見ると、木材というよりは藁(わら)という感じですね。

フィラメントの凸凹があるので、いきなりなめらかな表面にはなりません。

頭頂部が雑なのは、成形後にニッパー等で削ったからです。

側面の質感をみてもらった方が雰囲気を理解するには適切かと思います。

 

本物の木材と並べてみるとこちら。

 

色合いはウォールナットのような濃い褐色と、ヒノキのような白色の中間といったところでしょうか。

製品によっても違いそうですが、概ね元画像の通りといった感じです。

市販の木材は削っているので、それと全く同じ品質まで求めるのは酷かなという感じです。

紙やすり等で表面を整えればもう少し木材に見えなくもないかもしれませんね。

上の写真の通り、もっと遠くから見ればそんなに雑な感じはしません。

インテリアの小物としての用途であれば、まあ許容範囲といったところではないでしょうか。

 

まとめ

木材フィラメントだからといって、特に扱いづらいというかそういった印象は感じませんでしたね。

ただ、純粋なプラスチックのABS樹脂よりも脆いので、削ったりはしやすいのですが、耐久力は少ないように感じますので、その点は注意ですね。